冨士見リサイクルセンター 完成致しました

愛知県豊橋市に世界最先端の大規模建築物リサイクル処理プラントが完成しました

私たちはこのプラントを通じて、社会を支える多くの資源を生み出します

竣工 2017 年 11 月 19 日(日)
私たちの業種 建築廃棄物リサイクル
設置場所 愛知県豊橋市冨士見町 269 番の2
プラント名 「冨士見リサイクルセンター」
​プラント面積 建築面積 6416.38 ㎡、延床面積 6937.74 ㎡ 敷地面積 20,276.542 ㎡
特徴 極限の機械化、ゼロエミッション、健康に配慮した労働環境、子どもたちの環境学習拠点

プラント建造の背景 (思い)
現在の私たちの暮らしは文明製品に支えられています。この文明社会から排出される廃棄物は、有益な物質を最大限に再利用するだけの十分な処理がなされていないと感じていました。現代文明の象徴であるスマートフォンやパソコンなどの電子機器には希少金属が豊富に含まれ、廃棄された多くの電子機器は都市鉱山とも言われています。
同様に、産業社会の基盤である建築物から発生した廃棄物には、社会を支える多大な資源が含まれています。
この宝の山を社会に返したい。極限までリサイクルしたい。それも、現在文明の高度な設備を使い実現したい。私たちは、建設会社や設備メーカーの皆様にお力を借りながら知恵を絞り続けてまいりました。妥協することなく、再生社会に貢献したい。幾年かの歳月をかけ、こうして日本最先端の冨士見リサイクルセンターを完成させました。
これからの業界のイメージを一新するという使命を実現した未来にも誇れる建物と設備で新しい形の環境ビジネスを展開していきたいと考えています。

 

設備の特徴(こだわり)
【極限の機械化】 

冨士見リサイクルセンターは、日本最先端の建築リサイクル処理プラントです。まず、先端工場のような外観を有しています。このリサイクルプラントの、最大の特徴は、再生処理が、わずかな手選別作業を除き、すべて全自動で選別されていることです。トロンメル、バリオセパレータ、マグネット、破砕機、比重差選別機などの、先端処理設備により15工程が、自動ライン化されています。最後の工程では、選別を行ったがれきを水洗いします。がれきから ほこりを洗い流し、破砕機で粒度を揃えて、製品として仕上げていきます。こうして、建築物で不要になったものは各工程を経て10 種類以上の資源として、社会に戻っていきます。プロセスを機械化し、資源として社会に戻す。限りなく、環境循環型社会のモデルプラントに近づけています。
【ゼロエミッション】
また、オートメーション化への進化を追求しただけではなく、環境に配慮した、人間にやさしい設備を目指しました。施設内の排水について、クローズドシステムを採用し、施設内 に水浄化設備を併設、施設内での水資源の再利用を行うと共に、施設外へのゼロ排水を実現。外部に全く排水をしません。

 

【働く人々の健康を守る】 
さらに、プラントで働く人々の健康に配慮し、粉塵対策として、各所に集塵ダクト、ミスト噴霧器を備え、施設全周の6 メートルもの高いコンクリート壁は、騒音、振動を抑えています。

 

【環境学習のための見学通路】 
最後に、地域社会、未来の子供たちに。より多くの人に、環境循環型社会のご理解を深めていただくために、プラント内に見学通路を設けました。プラント施設の見える化により。 これからの、環境循環型社会の在り方を、ご理解いただくことができます。私たちの、願いである、美しい地球、美しい環境を、守りたい。私たちは、皆様とともに、よりよい社会をつくっていく使命を、果たしていきたいと存じます。